FIXED WITH BONE
ほんとうに掛けやすい眼鏡とは。2代目として家業の眼鏡店を継いで十余年。試行錯誤してたどり着いたフレームの正解は軽さでも柔らかさでもなく、骨格とのバランス。
理想的なバランスをかたちにしようと思えば、おざなりにできないのがフィッティング技術です。寸分の狂いなくフィットしたとき、眼鏡はわれわれの手のなかでカチッと鳴ります。検眼やフィッティングの素養が求められる眼鏡店の商いはかつて“半医半商”といわれました「AKIRA & SONS(アキラアンドサンズ)」はこの原点に立ち返り、われわれの腕も鳴る眼鏡を目指しました。
装飾を排した、ミニマルを極めたデザイン、細く攻めたテンプル、クリングスと呼ばれるノーズパッド──いちからつくりあげたフレームは、“カチッと鳴る”条件を満たしています。
フレームといえば、厚くとった蝶番まわりや先セルも見どころのひとつ。前者はもっとも負荷のかかる部位に強度を与え、後者は重心バランスを最適に保ちます。