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SERAPIAN

SERAPIAN

SERAPIAN / セラピアン

創業者であるStefano Serapianは1900年初頭にイタリアンレザーの素晴らしさに出会い、職人の工房にある廃材を使って小物の制作を始め、オリジナリティ溢れるスタイルで頭角を現していきました。公私ともに支えとなったGina Floriとの出会いもこのころ。後にSerapian本社となる小さい家をミラノに購入し、今に続くブランドの代名詞である高品質かつ上品で独創的なメゾンの確固たる地位を築いていきました。(1923年創業。ミラノ設立は1945年)

豊富なカラーと素材から選べるオーダーメイドのバッグでジェット族の女性達の心を掴み、ミラネーゼの上流階級の流行に乗ってブランドは大きく成長。すべてがイタリアメイドというこだわりと高い品質が国内外で高く評価され、英国王室の御用達バッグとして採用されています。初代のSerapianが目指した、たくさんの需要にただ応えるためだけの大量生産ではなく、 職人の高い技術によるモノづくりを重視する姿勢は、こうした背景のもと培われていきました。

細部にまでこだわりが行き渡ったアイテムたちは、ミラノの上流階級の女性を中心に支持されてきました。特に、オードリー・ヘップバーンによって映画で使用されて以来、 スクリーンの中の彼女が多くの人を魅了したように、セラピアンもまた、その地位を確立。 その他、『カサブランカ』ヒロインで有名な往年の名女優イングリッド・バーグマンや『黒蘭の女』のベティ・デイビス、さらに『マ イ・ウェイ』でお馴染みのジャズ界の帝王フランク・シナトラが愛用していたことでも広く知られています。

2000年になるとSerapianらしさに忠実であり続けつつも、現代の流行に職人の技術の素晴らしさを融合することに重きを置き、小さな工房から現代的なビジネスへシフトし始めます。すべての生産プロセスで品質コントロールを行うことで生産効率とクオリティを安定させつつ、なめしやカッティングに隠されたこだわりにイタリア職人の熟練技術が見て取れる。そんなオーダーメイドのような細部にわたる丁寧な手仕事とレーザーカットなど最新鋭の技術とが融合し、オリジナリティや耐久性、品質、こだわりがそろった豊富なカラーと素材使いが美しい商品が生まれ続けているのです。

セラピアンのアイテムに欠かせないのが、箔押しブランドネームと、その下に施されたPENNY LOGO。文字を重ねてデザインされたこのロゴは、創始者Stefano Serapianのイニシャルで構成されており、彼のサインがデザインの元となっています。

引手金具には“OTTONE”=真鍮素材を使用。適度な肉厚感と重みが高級感を醸しだしています。表面にはセラピアンのブランドネーム、背面にはPENNY LOGOが刻印されオリジナリティを演出。また、底びょうも“S”の文字を描いたデザインになっており、細部までこだわりのある金具使いに。ハンドルつけ根のデザインも一度革を角管にくぐらせて留め、丁寧なコバ処理をするという手間のかかる手法を採用。 その分、丈夫な仕上がり且つ見た目も特徴的なアイコンの役割を果たしており、ここでもまた機能性とデザインを融合させています。

 

「Serapian(セラピアン)」オフィシャルサイト

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